Between the waves  ~ 波のまにまに

いろいろな書き物を置いています

分類:書き物の大まかな分類 
概要:舞台となる年代、概要など 
年齢制限:読者の想定年齢 

はじめに(このブログについて)

 このブログは、長く書き留めていた小説などの書き物を置いておく場所として開設しました。書いたものの内容は、小説として長く時間をかけたものもありますが、多くはその時々に思いついたものを物語風に書き綴ったものです。特に公開する予定もなく書いていたものなのであまりまとまりはありません。長いものでも数分で読める程度のものがほとんどなので、よろしければ時間の空いた時にでもお付き合いください。

 

ブログタイトルについて

 いつも思うことなのですが、ある場所に忘れ物をして後からその場所に取りに行った時、そこは同じ場所なのでしょうか。時間の変化に大きな影響を受けないものは、取りに戻ったときに手に入れることができます。でも、短い時間の変化で大きく変わるものは、後で戻ったとしてももう手に入れることはできないでしょう。

 空間の構成要素がXYZ軸(左右、上下、前後)と時間でできているとしたら、時間を除いた空間の位置(座標)が同じだとしても、時間の経過により別の位置(座標)にいると考えられます。時間とともに変化し、(時間を含めた)場所を移動しているのです。イメージ的には少しずつ変化するカットが時間ごとに作成されているアニメーションみたいなものかもしれません。私たちは時間に合わせて次のカットに移っているのです。

 よく物質は粒子であり波動でもあるといわれます。波の上に浮いているものを見た時、そのもの自体は波の上にあるだけですが、波を含めて全体を見ると上下に動いています。時間や空間を気にかけなければそこにあるだけでも、時間を含めて空間全体を見ると少しずつ動いているということです。そう考えると、存在は波の上にあるようなものかもしれません。

 

 時間とともに変化する空間の中で、私たちは何か忘れものを取り戻すかのように同じ場所に戻って来ることがあります。しかし同じ場所でも別の時間に訪れれば周囲の環境も異なり、以前訪れた場所と同じではありません。そこで何かを忘れていたとしても、手に入れられるとは限りません。私たちは時の流れという一方向の流れに乗った永遠の旅人であり、存在は波の上に漂う一葉のようなものです。このブログのタイトルはそういった思いからつけたものです。

  

 

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ここに書かれているものについて

 先に書いたように、空間の中にある物は見方によりいろいろな側面あります。そのいろいろな側面を持つものを私たちは時間や範囲を限定してとらえようとします。また、意識して客観的に見ようとしても主観というバイアスがかかってしまいます。

 ここにあるものは、私が波の上で揺られながら記すべきと感じた限られた範囲のものを私というバイアスを通して見たものです。それは客観的な物事ではなく私の中の何かが投影されたものなのだろうと思います。

  

 

各記事の項目について

  各記事の冒頭にそれぞれの内容が予めわかるよう「分類」、「概要」、「年齢制限」という項目を記載しています。それぞれの項目について簡単な説明をつけるようにしますので参考にしてください。